関西地区での実験 第2報 追補 |
KDCF & Genesys-P PRUG96プロジェクトチーム 代表発表者 水島章広(JA3VAP) 土永善之(JE3UGG)、横田和久(JN1DFF)、山口英樹(JJ3MUC)、久保直美(JO3EKT)、原田真一(JJ3EKV) 佐伯崇、岩井務(JR3WSS)、久保田和雄(JI1VZX)、藤本和行(JL3OUW)、馬嶋量(JH3USO) |
1.目的京都府和束町の鷲峰山上に PRUG96 システムを設置し、鷲峰山上と滋賀県志賀町間(44.5km)・大阪府枚方市間(18.4km)で 2.4GHz 帯 SS ディジタル通信を行うことが可能であるか確認する。
2.実験手順第1回・第2回琵琶湖通信実験において、山上局−地上局間の通信には双方利得のあるビームアンテナを対向で用い、そのアンテナの方向は双方正確に合わせる必要があることが判った。 この成果を基に、以下の手順によって実験を行った。 >1. 山上局には15エレのループ八木アンテナ、地上局(志賀町側)には57エレのループ八木アンテナを用意、設置する。 これは、山上側ではサービス範囲を広げるため半値角の広いアンテナを用いる必要があること、地上局では多エレメントのビームアンテナで山上局を狙い撃ちするための設置・調整が山上と比較して容易であることによる。 >2. 地上局側でFM機を用いて連続送信を行い、山上局側でSメータを見ながら、山上局・地上局双方のアンテナを信号強度が強くなる方向に調整する。向き調整後のFM波におけるSメータの振れを記録する。(志賀町側のみ) |
枚方市側アンテナは目視により方向を合わせる。(FM機、Sメータがないため) >3. 山上側・地上側双方を PRUG96 システムに繋ぎかえ、双方で ping
が通るかどうか確認する。
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